青いターバンの少女に会いに。
上野のマウリッツ美術館にフェルメールを見にいった。
前回すぐそばまで来たのだが、夏休み中ということで混んでそうだったので、パスした。
9月に入り、それも時間延長で夜6時、この時間ならと出かけたのだが、待ち時間こそなかったが、館内は人、人、人。作品はすばらしかったが、歩きながらの30秒鑑賞。
やはり東京でゆったり鑑賞するのは、無理だったか。
それほど日本人はフェルメールが好き。ご多分に漏れず私も大好きだ。
ニューヨーク・メトロポリタンに行ったときのこと。
広大な館内のどこにも
フェルメールが見つからなかった。
やむなく部屋のコーナーに立っているガードマンに聞いた。
「Where is フェルメール?」
「Perdon ?」
「フェルメール」
「Perdon ?」
ぜんぜん通じない。フェルメールを知らないのか。そんなはずはあるまい。
他の係員も寄ってきた。やはりフェルメールがわからない。あきらめかけた。
と、そのうちの一人が、突然、
「ヴェルメール?」
今度は私がわからない。ひと間あって、やっと気がついた。
「OH! YES ヴェルメール!」
というわけで、珠玉の名作に会えた。
Jan Ⅴander Vermer
かの有名なフェルメールは、アメリカでは「ヴェルメール」なのだ。
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