上野の森に絵を見に行く
8月23日、上野の森へ絵を見に行った。
JR上野駅北口を下りるとドーンとフェルメール。
青いターバンの少女がお出迎えだ。
少し歩くと、ここにもフェルメール。
上野の森で同時に2点のフェルメールに会えるなんてスバラシイ。
日本人はフェルメールが大好きなんだ。異常なほど。
かく言う私も嫌いではない。
でも今日は目的がちがう。
ホリウチ君の絵に会うためだ。
フェルメールの誘惑を断ち切って、都美術館へ。
ホリウチ君の絵は以前に紹介したことがある。
このブログのカテゴリーで、「友人・堀内壽与さんの作品」にあります。
彼はその後も画業に専心していました。
そして、今回「全展」の大きな賞を受賞した。
100号の大作です。
彼は北海道の雄大な風景を大俯瞰で描くことを得意としています。
そのパースペクティブ(遠近法)の描写がすばらしい。
今回の絵も画面の中央の山羊蹄山を消失点ににして、山村の田の畦道がみごとに描かれていました。
もっとも画家に聞いたところ、ここは現実には畑であったが、それを水の張った田にしたんだ、とのこと。
その着想がすばらしい。田は満々と水をたたえ、青空と雲を写しこんでいる。
この山村の風景は現実にはない。そのフィクション性がこの絵をヴィヴィッドにしている。
同級生4人が集まり、この絵を肴にしばし歓談。
新装なったレストランで昼からビールをいただき、至福の時間を過ごしました。
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