2008年8月10日 (日)

トカイとイナカの往復

横浜(自宅)と千葉(房総・鋸南富山)との往復にはガソリン代が上がったとはいえ、車で往復することが多い。ドアツウドアで1時間少々。館山道の貫通でずいぶん早くなった。一気に行ってもいいのだが、途中で一息入れる。

トカイ生活とイナカ暮らし、その切り替えをしたくなるのだ。ドライバーが高齢(?)ということもあるしね。
それには君津にあるサービスエリアがいい。トイレと自販機とベンチだけの休憩所。

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トカイナカの生活をつづけるための条件のうち大事なのは、2点間の距離と時間。

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2008年6月29日 (日)

トカイナカのすすめ 番外編

ガソリンの高騰 どうする !

アクアラインが時間帯限定にせよ安くなったのは、首都圏(横浜)と千葉(房総)を頻繁に往復する呉馬にとって大助かりだが、ここへきてのガソリンの高騰。対策を講じなければ。
1 道の駅に車を置いておいて、
2 長距離バスで横浜へ
3 都会では電車等で動き
4 横浜からバスで道の駅へ
5 止めてある車で山荘へ
道の駅には、長距離バス利用者のための駐車場が完備されていて、一泊二泊して問題はない。
バスは予約なしで乗れる。東京←→房総は予約が必要だが、房総←→横浜は最近できた路線ですいている。
都会では車なしでも困らないが、親戚に行く、大きな買い物のときなどのとき、ちょっと不便。
肝心の料金だが、ひとり往復4600円。車だと高速料金が通勤時間帯で4600円と同額。ガソリン代が約2500円。その分バスのほうが安い。しかし二人だと車のほうがまだ安い。

ということで、バス利用も決定打にはならないが、考えなければならない。とくに後期高齢者になったらバスの方が本命かもしれない。
トカイナカ暮らしは、その往復にいつも多少のネックをかかえている。

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バスは横浜駅東口のそごうのとなりから発着する。

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本牧埠頭あたり、ふだんドライバーは観賞できない景色をバスだと楽しめる。

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2008年6月23日 (月)

600字のエッセイ

 不思議な渋滞

週末の夕方、ラジオやテレビで「小仏トンネル」「大和トンネル」などという地名をよく耳にする。レジャー帰りの車で渋滞をひき起こす名所である。最近これに「アクアライン浮島出口」というのが加わった。

アクアライン。かの悪名高い失敗プロジェクト。需要予測を誤り、膨大な累積赤字のお荷物道路が、千客万来、渋滞を引き起こしている。不思議である。
実は、東日本高速道路(株)が行う社会実験と称する割引制度が始まり、ETC装着車が朝夕の通勤時間に限り大幅に割引されることになったのだ。かつての3000円が1500円に、その先の有料道路も半額近いという大盤振る舞い。レジャー帰りの車も通勤割引の対象である。

となれば誰だって割引の狭い時間帯を狙う。土曜日曜の帰り車が集中し、アクアラインのトンネルの中に排気ガスが充満する。そんなことは簡単に予測がついたはずである。割引は歓迎するが、時間帯を限るなんてケチなことをせず、常時安くして欲しい。

社会実験とは、もしかしたら、テレビ、ラジオで「アクアライン渋滞」を大々的に報道してもらうことで、起死回生のイメージアアップを計ろうとしているのではないか。中央道、東名道と並ぶ渋滞道路となれば、もっと多くの車が通るようになる、会社ではそう目論んでいるのではないか。謎である。

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白アジサイ。比較するものがないので分かりにくいが、我が家のは、ばかに小さい

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2007年8月25日 (土)

トカイナカのすすめ 番外 アクアラインの社会実験

8月20日から館山道、アクアラインの割引社会実験が始まった。ETC利用者車にかぎり、また時間帯限定だが、割引が適用されると、アクアライン2320円が1500円に、館山道が5割近く割引される。

千葉市付近の渋滞緩和とアクアライン、館山道の利用促進のための試験的な試みである。結構なことだ。トカイナカ人にとって頻繁利用する有料道路の法外な高価格が問題だと指摘した当方としては、いいニュースであるとj歓迎したい。

だが問題点がある。
社会実験とはいいながら割引の告知がまったく周知されていないのである。
私はラジオで知った。すぐにNEXCOのページに入ったが、昔からやっている3000円→2320円の割引しかでてこない。

アクアライン、割引、8月20日、をキーワードにして、国土交通省とNEXCOのだしている、マスコミ向けプレスリリースのページにたどりついてようやく内容がわかった。

社会実験という以上、利用者に割引制度が始まったことを十分知らせ、その内容を理解させ、さあ、どちらを選びますか、と選択させ、その効果を測定するものだろう。
多くの人が知らないうちに実験をしても何も結果はでてこない。

それとも、社会実験という名の恒久的な割引なのだろうか。前回みたいに。もしそうならETCをつけていない車はものすごい不利になる。恒常的に3000円と1500円の差がつくのだ。

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2007年8月 4日 (土)

トカイナカのすすめ いい点 困った点 覚悟はしていたが設備の重複

生活用品の重複

家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、空調機、洗濯機、掃除機、パソコン、テレビなど)、寝具、調理器具、食器、衣類など。すべて2セットそろえなければならない。

短期の滞在ならば、なくてもなんとかなるものでも、週のうち3、4日、ひと月15日、1年のうち半分滞在するとなると、さまざまな生活用品が二重に必要になってくる。これらの家庭用品を調達し、メンテナンスしていくことには費用もかかるし、結構疲れる。

ライフラインの二重出費

電気

ガス、都市ガスとプロパンガス

水道

固定電話

インターネット

町会費(自治会費)

固定資産税、

電気、ガスなどは基本料と従量制になっている。基本料は二重になってしまう。

覚悟はしていたことだが、二地域居住生活が始まってみると、固定的な支出がどうしても多くなる。

直接の出費ではないが、金融機関の口座開設。振り落とし口座を新たに開設しなければならず、口座が増えていつも残高を気にしていなくてはならない。

まあ、こんなことはいろいろあるのだが、それに勝るメリットがあるのだから、元気なうちはまだまだトカイナカ生活がんばる、というのが正直な心情です。

ということで、トカイナカ生活いい点、困った点、ひとまず区切りをつけます。

なにかあればまた書きます。

写真 ようやく車は里山の拙宅に着いた。横浜からここまで途中どこにも立ち寄らなければ1時間半。

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2007年7月26日 (木)

トカイナカのすすめ 第14回 トカイナカ(2地域居住)の困った点

都会人の移住支援は?

トカイから距離がある農山漁村では人口減少、高齢化が深刻になり、地域社会に危機感が醸成されている。こういうところでは、都会人を受け入れる土壌が出来つつある。村民、役場あげて移住を促進しようとしている。

以前ほどトカイからの移住は苦労しないで済むようになった、と国土交通省はいう。本当だろうか。

二住生活の可能な地域では大いに温度差がある。

大都会に比較的近い地域ではそんな空気は具体的に感じられない。高齢化は進んではいるが人口の増減はほぼ一定。役場の職員は少しずつ積極的になりつつあるが肝心の町民、村民は依然としてヨソモノに対して非協力的である。

役人は空き家をさがして持ち主に貸すように示唆するが、村民は積極的ではない。見知らぬ都会人には貸したくないのだ。私の住む地域に限って言えば「イナカ暮らしの支援のNPO法人」なんて見当たらない。

国交省では、2地域居住者の促進のために、自ら情報を発信し、また巨大なポータルサイトを立ち上げる計画である、という。どうもわからない。今、都会人がイナカ暮らしをしたいのに、悩んでいることは、情報が不足しているということなのだろうか。

情報はネットで十分探せる。雑誌もある。自分の夢を描き、その実現にあたってはたして新たに官製のポータルサイトが必要なのだろうか。そこにいい情報が集まり、人が多く集まってくるだろうか。

そんなことより、2住生活のネックになっている交通問題の前進に注力してほしい、というのが私の願いである。

もっと交通費が安くなれば、もっとアクセスに時間が短縮されれば、多くの人がおのずと都市と田舎の両方のよさを共有するようになるにちがいない、と思うのだが。

写真 車はもう少しで自宅というところで、路肩注意のカンバン。スピードを落としそろそろと行く。

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2007年7月18日 (水)

トカイナカのすすめ 第13回 トカイナカ(2地域居住)の困った点

交通網の発達でアクセス時間も短くなりつつある、と国土交通省はいう。はたしてそうか。

二住居を頻繁に往復するには片道、ドアツウドアで1時間半か2時間くらいが望ましいが、そうなると地域が限定される。

3時間以上もかかるとなると往復する頻度は減ってしまう。

列車、高速バスの場合、家から出発の駅、着いたところからイナカの自宅までの交通手段と時間も問題である。

片道3時間以上のアクセス。30代、40代の人、車の運転が好きな人にとっては、3時間以上の運転もさして苦痛ではないかもしれない。しかし、歳を重ねていくと長時間運転はだんだんつらくなるのが、私の実感である。

たしかに車で往復する房総は近くなった。館山道が開通したので千葉市方面から、あるいは東京方面からのアクセス時間は短縮された。(7月11日配信参照)観光シーズンでの渋滞も解消され、トカイとのアクセス時間は確かに短くなる。くりかえしになるがその分の費用はしっかりかさむのだが。

日曜日の夕方ラジオを聞いていると、番組を中断して頻繁に道路情報が流される。小仏トンネルを先頭に○○キロ、花園を先頭に○○キロ、矢板を先頭に○○キロ、などなど夜かなりおそくなっても放送されている。会社や学校のある年代のひとの週末帰宅はたいへんな苦労だ。

私のブログの表題 「トカイナカのすすめ 都会+田舎=快適生活」のしっぽに「?」マークをつけた所以である。

写真 車は明るい峠道をゆく。家はもうすぐ。

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2007年7月11日 (水)

トカイナカのすすめ 番外編 館山道全通 走ってみました

トカイナカ二地域居住の条件としてアクセスの時間が短い、ということが大切な条件だ。
今度館山道が全通したので、その部分を乗ってみた。

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7月6日、午前11時。君津インターから乗る。

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館山方向へ。ここからが新しくできた道。

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主道路に乗る。「あ!2車線道路だ」

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それもすぐに終わって、1車線。丘を切り開き、

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谷に橋を渡して、道はゆるやかに内房海岸へと向かう。
「おっと、動物注意のカンバン」絵はタヌキである。

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途中にパーキングエリアがある。トイレと飲み物の自販機のみ。
買い物や食事をしたい人はもっと先、富楽里までいかないと。

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鋸南富山で降りる。所要時間20分。確かに早い。料金は950円。
首都高からアクアライン、館山道と一気にくると、
時間帯にもよるが、4000円は越えそうだ。これがつらい。

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トカイナカのすすめ 第12回 トカイナカ(2地域住居)の困った点 つづき

国土交通省は言う。交通網の発達し、高速化、低料金化がすすみはじめた。

本当か。

トカイナカ生活は、頻繁な往復がライフスタイルの前提となる。1週間単位、2週間単位。1カ月単位。いずれにしても避暑、避寒の別荘暮らしとはちがうので頻繁に往復することになる。交通費が問題である。

高すぎるのだ。たとえば、東京から90キロの千葉県房総。

○JR東京発内房行き 一人片道  3190円。夫婦で往復12760円。

○東京駅発 高速バスなのはな号 一人片道 2100円。夫婦で往復割引で8000円。

○自家用車 高速料金片道都内、アクアライン、その先有料道路で。 

有料道路の延伸で便利にはなるが料金はもっと上がる。1往復に1万円以上かかる。

列車、長距離バスの場合、駅ないしバス停と住まいとの距離が問題だ。歩ければいいが、距離があれば車の送迎が必要だ。

結局荷物もたくさん積める自家用車での行き来がもっとも便利となる。

交通費の問題は東京発、千葉方面だけでなく、茨城でも栃木、群馬、埼玉、山梨方面でもさして変わるまい。この費用は節約のしようがあまりないので、2地域居住者には重くのしかかる。

団塊世代がリタイア後の年金生活のなかからこれだけの出費にたえられるのだろうか。どこかのブログで、所詮トカイナカはゼイタクのできる金持ちリタイアだけだ、という発言を読んだがその通りだ。

国土交通省もその辺はわかっているとみえて、2住居生活者にはそれを証明する書類を提出すれば、旅行運賃の割引をうけられるような仕組みをつくる方針だという。

思うに、そもそも日本の交通費は高すぎるのだ。たとえば東京館山間わずか100キロの高速道路に5000円もかかる国は日本くらいだ。たしかに日本の道路建設には金がかかる。たとえば館山道、後半の大部分はトンネルと橋梁である。これでは諸外国のようにタダとはいくまい。応分の受益者負担はやむをえないが、それにしても高すぎる。

それと、2地域居住者だけに特権を与えるのもヘンである。単身赴任者だって、遠距離介護者だって頻繁に長距離を往復する。そういう人を差し置いて2地域居住者だけに特権をあたえるのは間違っている。だれかに特権をあたえるような割引でなく、交通費全体をさげさせるように政府は指導すべきなのだ。

高すぎる通行料に対抗する自衛手段として運転者は併走する一般道を走るよりない。これは大局的に見れば「大いなる無駄」である。

私も早くて、便利で、安全な高速道路を横目で見ながら、一般道を走ることになりそうである。

写真 車は山道を登る。かなりの急傾斜。引越しのトラックがビビッた。叱咤激励して上らせたこともあった。

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2007年7月 7日 (土)

トカイナカのすすめ 第11回 トカイナカ(二地域居住者)の困った点

これから二地域居住者が増える。団塊世代の大量退職で、膨大な退職金が、トカイナカの潜在的な重要需要をつくりだす。そしてそのためのインフラは整いはじめた。  

と国土交通省は高らかに宣言している。

2005年 約100万人(都市人口の2.5%)

20010年 約190万人(都市人口の4.%)

2020年 約680万人(都市人口の17%)

2030年 約1080万人(都市人口の29%)

(都市住民のアンケート、年代別将来推計人口により)

になるという。1000万人が都市と田舎を往復しだしたらたいへんなことになる。

本当だろうか。大いに疑問がある。

ささやかな私の体験で検証してみよう。

1 情報格差。インターネットなどの普及によって、地方との情報格差が縮小している。だから2地域住居がふえる。

本当か。

地方にもブロードバンドは普及しつつある。しかしそれは地方のなかの中核都市とその周辺部であって、たまたま地方の山間部や過疎地に居を構えたものには無縁である。今後もすぐにブロードバンドは望めないのが実情だ。

インターネット通販などITを活用してビジネスを起こそうとした場合、イナカは依然としてハンデがあるのだ。

このブログはほとんどトカイで発信している。

それどころか、これはまあ、私の住んでいる山間地のせいだが、テレビさえ見られないのだ。家が建ったとき電気屋が「ここは無理だわ。よほど離れたところに高いアンテナでも立てないと」というのにはビックリした。確かに山間地ではある。しかしなんと言っても東京から1時間半の距離である。でもテレビは見られない。アナログ波も届かないなら地デジでは確実に難視聴地域。有線もここまでは引っ張れない。

となると衛星放送だけが頼りである。

無理なものは望むまい。里山ではテレビなし、で暮らそう。近頃のテレビはちっとも面白くないし、見てなくても話題に遅れることもない。

かくして我が家の主たる情報源はラジオである。NHK深夜放送を聴きつつタイムスリップしている。

テレビなし、では普通の家庭ではすまないだろう。そんな山間地が日本にはたくさんあるのだ。

ついでに、携帯電話も非常にかかりにくい。

地方に強いといわれているDOCOMOのMOVAを使っているが、確実なのは呼び出し音だけ。満足に話ができないうちに切れてしまう。結局こちらから固定電話でかけなおす。

次世代のFOMAを調べてみたら、地域外、今後もサービスの予定なし、とのこと。携帯なしには夜も日も明けぬという人は、地方に居を構える際、くれぐれもご用心。

もうひとつ。新聞の配達もないのだ。配達地域の最後の家から500メートルほど登るので、配達人が「かんべんしてほしい」とのこと。

郵便会社には感謝。宅急便のお兄さん、お姉さんも尋ね尋ねやってくる。感謝。

やっぱり山奥なんだなあ、と思う。海抜92メートルなのに。

ちなみに新聞はトカイのほうでも断った。3、4日いないとポストにたまりすぎてしまうのである。かくて、トカイでもイナカでも新聞は時々コンビニで買うものなった。オリコミの特売情報がないのが困る、というのが家内の弁。同感。

我が家はちょっと極端な情報過疎地域といえる。しかしイナカには情報格差は依然としてある、というのが私の実感である。

もう少しで家に到着する。県道から集落への道に入ると1車線になる。この先は山P6020029

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2007年6月29日 (金)

トカイナカのすすめ 第10回 まだあるトカイナカのいい点

前回、前々回で、特に遠隔地イナカと比較して、トカイナカのいい点を箇条書きにした。

1 トカイとのからみで就労の機会が多い

2 短時間でトカイの喧騒から逃れられる

3 移動時間が適度で快適

4 家族の絆が復活する

5 友人、知人が来やすい

6 近隣とは付かず離れずのおつきあいができる

7 野菜、果物、魚など手軽にトカイへ

8 節約ライフに向いている

まだまだあった、いい点

9 都市空間ではむずかしかった充実空間が所有、活用できる

菜園ガーデニングをやるにはやはり道具がいる。その収納場所。

蔵書が多い。トカイのマンションでは収納しきれない。

DIY、作業場をもうけ、騒音、粉塵に周囲の気兼ねなくできる

キッチンの充実で保存食、燻製づくりなど

そのほかに、陶器づくり、パンづくり、絵を描く、などなど。

もちろんこれらの趣味は遠隔地イナカでもできることだが、トカイが片方にあると関連してうまく成立するものである。学ぶにしても、発表するにしても。

10 大災害時の(ココロの)疎開地としてのイナカ

いつかは大地震がくる。必ず来ると思っている人は多い。そのときトカイナカの2地域居住だと有利なことがあるのではないだろうか。

個人的には以下のことを想像してみたりしている。

大都市に居て、被災したが命だけは助かった、とする。都会に知人、親戚は多くても頼りにはなるまい。遠い地方に住む親戚より、自分のもう一方の住まいをめざすであろう。

イナカに居て、生命、財産は助かった。父母、子供夫婦や兄弟の疎開先として役立つかもしれない。

いずれにしても、イナカへ来る交通が回復したとしての話だが。

また迎える当方に、食料備蓄、天水浄化装置、自家発電装置の準備があるか、という問題がある。

ココロの疎開地、としたのは、それゆえである。

以上の2項目を追加させていただく、次回は、トカイナカ(2地域住居)の困った点。

写真 館山道鋸南富山を出て、一般道へ。山並みはなだらかで目立てを必要とするノコギリのようだ。この山並みのなかに拙宅がある。

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2007年6月24日 (日)

トカイナカのすすめ 第9回

トカイナカのいい点  (特に遠隔地のイナカ暮らしと比較して)承前

6 ご近所とはつかず離れずのおつきあいができる

大都会の近くのイナカに住むと、地域の人たちもある程度都会化していて、つかず離れずのおつきあいができる(厳密に言えば、できる可能性がある)。同じイナカ暮らしでも遠隔地だと村落社会にどっぷり入り込むことになる。それにはちょっとためらわれる向きにも、このつかず離れずの距離がちょうどいい。

7 頻繁な往復でイナカの野菜、果物、魚が都会人に喜ばれる

自分の生産品もある。地域の人からのもらいものもある。市場で仕入れた安くて新鮮なものもある。移動するトカイナカ人は地元の品をとおしてトカイ人と交流することができる。(高い交通費をかけているのだもの、人だけでなくモノの移動も)

イナカでは無価値なものでもトカイでは価値が出てくるもある。竹やぶの竹をたくさん切って車にぎゅうぎゅう詰めにして、都会へ持っていったこともある。保育園の七夕飾りに喜ばれた。

8 節約ライフに向いている。

遠隔地イナカ暮らしでは、国立公園をはじめ眺望絶佳な自然が近くにあったり、日本人が大好きな温泉や高価な観光施設があるところを選びがちである。

イナカには何もなくていい、田舎さえあればそれでもいい。という向きにはトカイナカがおすすめである。ブランド観光地は遠隔地でも物価は大都市並みで消費の刺激は多い。お金を使って遊ぶところの少ない純粋イナカは節約ライフに向いている。

以上、トカイナカのいい点を遠隔地イナカ暮らしと比較してみた。トカイナカ生活、いい点ばかりではない。次回は二住生活の困った点を実体験から書きます。

何事もいいことばかりではない。

写真 車はトンネルをいくつか通過しながら館山へ向かう。周囲は、わずか海から10キロもはなれていないのに傾斜がきつくほとんど自然のままである。

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2007年6月21日 (木)

トカイナカのすすめ 第8回 トカイナカのいい点

トカイナカのいい点。特に遠隔地のイナカ暮らしと比較してみる。

1 なんといってもトカイには就労の機会が多い

遠隔地イナカだと、収入面でも暮らしの面でもスパッとトカイを振り捨てることになる。それは現実問題なかなかむずかしい。特に30代~50代では。トカイに仕事を持ち、金帰月来。イナカに仕事場を持ち、頻繁に打ち合わせにトカイへ、などという働き方ができるのもトカイナカならではの利点である。

2 短時間でトカイの喧騒から開放される

大都会から離れること1時間少々でも、環境を大きく変えることができる。

もちろん遠ければその分自然が濃い。

しかしトカイナカでも環境の選定を誤らなければ、十分自然は濃い。

空気が違う。夜空を仰ぐと星々。月光に照らされた庭を見る。鳥のさえずりで目を覚ます。緑が豊か。

このあたりはいかに強調してもし足りない。(これからもUPする写真とコメントで感じていただければ幸いです)

3 移動は快適

移動は車にせよ列車にせよ1時間半から2時間。ほぼ想定内の時間で移動できれば快適な時間である。

イナカ暮らしにとってトカイとのアクセス時間は大きな問題である。特に高齢になってくると長時間の移動はつらくなる。

4 家族の絆

家はさして広くなくてもいい。ジジ、ババ、パパ、ママ、子供たちがそこで寝食をともにする。むしろ狭いがゆえに、かつてはどこにもあった家族の団欒が復活する。

家族皆で食事づくり、掃除、洗濯、片付け。子供は虫取り、お散歩、行水、水遊びに夢中。家庭内の技術や伝統の伝承ができる。家族の絆を確認しあうことは今非常に大切なことだ。(お疲れのパパもアクセス時間が短ければ家族を連れて来られる)

5 友人、知人が来やすい

アクセス時間が短いと友人知人を招きやすい。友人知人の方も気楽に来ることができる。日帰りも出来る。第二の人生とはいえ勝手知ったる友とまったく離れ離れになるのはつらい。

まだまだトカイナカのメリットはある。

続きは次回に。

写真 車は館山道路を南下する。鋸山(のこぎりやま)が正面に迫ってくる。ここを越えると気温が1度上がるといわれた。今はむしろ東京の気温の方が高く感じることが多い。

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2007年6月13日 (水)

トカイナカのすすめ 第7回 なぜトカイを引き払って移住しなかったのか。

トカイナカ暮らしをするのなら、いさぎよくトカイの住居を処分すべきでは、というアドバイスを数人の方からいただいた。

本当にそうだと思う。

2軒の住まいを持ち両方をメンテナンスしなければならないのは結構たいへん。

なぜしなかったか、おそらく二人の性格のせいだろう。新しい生活を志向しながら一方で過去のしがらみを捨てようとしない、悪いクセです。

いいわけめいた理由はある。

私の退職がスパッと割り切れるようなものでなく、だらだらと離職することとなり、いまだに少々の仕事が残っていること、

カミさんの仕事のこともある。実はカミさんとは共働きで、彼女のリタイアが私との年齢差のぶんだけ遅れてやってくる。それに付き合っていた。

そうこうしているうちに、土地が決まり、家を建てたが、まったく別の問題で、トカイを完全に引き払うことができなくなった。

それは娘に子供が出来、孫の育児支援を少しすることになったのである。

もう一つの理由は、中古で購入したマンションが十分老朽化してしまい、売りに出してもわずかな金額にしかならないだろうということ、これが案外最大の理由かもしれない。

というわけで、トカイとイナカとの往復生活がつづいている。

二地域居住者のよい点、悪い点については、次回から。

これから団塊世代の大量退職でますます二地域居住が増える。

それによって地域間格差、地方の高齢化などの解消、地方の産業の活性化に役立つと国交省は期待している。

はたしてその通りになるか、いたって疑問なのである。その辺を私の体験から。

写真 ようやく千葉→館山間全通する有料道路。これで便利になるが私は乗らない。なぜ ? これも次回以後に。 

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2007年6月 3日 (日)

トカイナカのすすめ 第6回 あなた一人で、と言われないために

そもそもイナカ暮らしなど一度も考えたことのないカミさんをどのようにしてイナカに連れ出すことができたか。

カミさんは「謀られた」と少し前までよく言っていた。

あたかも私の深謀遠慮の作戦に乗せられた、ということとなっているが、それはあくまで結果的にそうなったまでのこと。

20年前、はじめてカヌーに乗せた。5月の連休の旅行プランが少しもまとまらないうちに直前になった。間際にいいホテルがとれるわけがない。そこで窮余の一策、カヌー教室にもぐりこんだ。行く先は静岡県の、カヌーをやる人には有名な気田川だった。このカヌー体験と河原でのキャンプがめっぽう面白かった。

二人ともトカイ暮らしが長く、清冽な川のながれ、夜空に輝く満天の星は本当に久しぶりの体験だった。ライフジャケットを着ていたにせよカヌーが沈(ちん=転覆)して、急流に放り出されて自力で川岸にたどり着いたハプニング。

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2007年5月28日 (月)

トカイナカのすすめ 第5回 離婚しないですむイナカ暮らし

私の場合、何故思い切った新天地でのイナカ暮らしを考えなかったのか。

北海道、九州、沖縄だってあるじゃないか。

その答えは、ご多聞にもれず「カミさん問題」なのだ。退職後イナカ暮らしをしたい男性20%。女性14%(読売新聞)。

この差である。

カミさんたちに言わせれば、たぶんこういうことであろう。

1 友人関係 男が会社にべったりのあいだに、カミさんはしっかり人間関係をつくりあげている。近隣関係、趣味関係、同窓会友人、ボランティア関係など。

一方男は退職と同時に会社関係(上司、同僚、部下、取引先)、交際費で行く飲み屋関係など、ほとんどすべてを失う。わずかに残るのは学友くらい。だから都会を離れることにさして抵抗はない。むしろ新しい土地で、新しい趣味の、新しい人間関係をつくっていきたい。

カミさんにしてみれば堅固な人間関係を断ち切って、新しいイナカの人間関係を構築することになんの魅力もない。

ここで2人の根本的な差がでてくる。

2 親・子供・親戚関係 親たちは介護やケアを必要とする年代である。それは2人の問題なのだが、手を差しのべるのは奥さん、ということになる。

都会にいれば、たとえ少し離れていてもすぐに行けるのに。息子や娘も独身ならそれなりに頼りにされているし、結婚して子供ができれば孫のめんどう見ることも期待される。

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2007年5月23日 (水)

トカイナカのすすめ 第4回 人によって異なるトカイナカの意味

さてここまで書いてきて、改めて「トカイナカ」って何かという素朴な疑問に

かられた。いくつかのブログをみたところ、人によって意味合いがすこしずつ異なるようだった。

そこで、私流に定義をしてみると、

トカイナカとは、公共の交通機関や自家用車で、都市の中心から1時間30分~2時間程度で到着できる、自然もそれなりに豊かな土地で暮らすライフスタイル。

田舎の自然、スローライフを楽しむ一方、かなりの頻度で都会との間を行き来して、都市の高度な利便性や文化性をも享受しようとする。

団塊世代では、第2の人生を都市に縛られず自由に暮らそうと思う人が多くなり、トカイナカが最近注目されている。またシニア層ばかりでなく、中年、若者層でも、それぞれのライフスタイルにあわせて、都会プラス田舎の「トカイナカ」を志向する傾向が顕著になってきた。

その場合、根拠地をどちらに置くかによって、

1 田舎に住み変えをはかり、かなりの頻度で都会へでかける。

2 都会に居を残しながら、新たに田舎に居を構え、往復する。

の二つのスタイルが考えられるが、どちらもトカイナカとして差しつかえない。

田舎の候補地としては、都市とのアクセス時間を最重視し、またある程度の生活の利便性も考慮することから、いわゆる有名観光地や別荘地の「風光明媚、温泉、レジャー施設」などにこだわらない、というのもトカイナカ人の傾向である。

私の場合は、都会に居を残しながら、新たに田舎に居を構え、往復する。トカイナカ生活だが、なぜそうなったか、については次回に。

写真 アクアラインを金田で降りた道。広い道が有料道路と平行に走っている。節約のためこちらを行く。

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トカイナカのすすめ 第3回 十分な生活スペースが欲しい

生まれは東京都の都心なのに、引越しのたびに豊島、練馬、世田谷、横浜、と都心から離れて行った。それなのに生活スペースは広がらない。
リタイア時期がラストチャンス。家が欲しい。十分な生活スペースがある家が欲しい。しかしいい家は環境に左右される。スペースと環境、両方を求めることは都会ではほとんど不可能に近い。

ならばいっそのこと郊外に。しかし通勤圏だと得られる土地は狭小である。
勤めがなくなれば通勤時間に左右されない。東京をもっともっと離れたらどうか。

そうだ。田舎を自由に探せるわけだ。
北海道、岩手、会津、長野、岐阜飛騨、紀伊、四国、沖縄など夢のある土地は沢山ある。ニュージーランド、スペインなど国外は別としても。

しかし、求めた土地は千葉県房総半島の内房。
(理由はのちほど)
房総半島でも内房も外房も海岸沿いは価格が高い。それで海岸線から5キロも上った里山。
ここまでくると土地も安い。ケタ違いに安い。都内より2ケタ、東京郊外より1ケタは違う。環境はまったく自然の中。菜園もできる。しかも交通は高速バスで都心へ2時間。自家用車なら1時間半で行き来できる。

土地が安い分、広いスペースの敷地が入手できるはず。

写真はアクアライン。千葉県側の橋梁部をしばらく走ると木更津の料金所。ここで直進して館山道に入らず、私の車は金田で降りる。

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2007年5月16日 (水)

トカイナカのすすめ 第2回 千葉に土地を求める 

なぜ千葉にしたの、と多くの人から聞かれた。必然的のような気もするし、たまさか偶然のような気もする。自分でもよくわからない。確かなことは決断にまったく後悔したことがない、ということである。

生まれは東京神田。4歳のとき豊島区要町に引っ越した。そこで育ち就職。結婚して練馬区練馬、豊島園駅近のアパートへ。それから世田谷区経堂へ。故あって横浜へ。横浜のマンションでリタイアを迎えることになった。

都会生活は便利で快適でいいが、リタイア後はマンションでのモノに閉じ込められたような生活はなんとかしたい。

サラリーマン時代に身についた趣味はさしてない。せいぜいアウトドアでのキャンプ、カヌーを少しかじった程度。定年前ごろから野菜づくりに目覚め、日曜菜園を借りた。そして野菜作りにはまった。ところが手近な場所に畑はない。横浜もすっかり都市化していて、わずかな農地ですら借りることができない。

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2007年5月 9日 (水)

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タイトル  トカイナカのすすめ(都会+田舎=快適生活?)

サブタイトル  離婚しないでもできる東京から1時間半の田舎暮らし体験記

(半径80メートル 里山住宅の自然 改題)

新しくスタートする前に、ひとことご挨拶。

トカイナカとは、トカイとイナカをくっつけた新語。日経新聞が昨年言い出し、最近(07.4)日刊ゲンダイが便乗。定年退職を向かえる団塊世代の男性にイナカ志向は強い。しかし、いざ都会を引き払って新天地へ完全移住となると大ごと。トカイの住まいは残したまま、イナカを1時間~1時間半の近郊に求めて、その両方をエンジョイしようという計画。

長年連れ添った奥さん。菜園やガーデニングには興味があるが、田舎定住には断固反対。病気になったらどうするの、趣味の集まりに参加できなくなってしまうじゃない、友達、親戚もみな東京よ、どうぞあなただけ行ってらっしゃい。

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