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2007年7月26日 (木)

トカイナカのすすめ 第14回 トカイナカ(2地域居住)の困った点

都会人の移住支援は?

トカイから距離がある農山漁村では人口減少、高齢化が深刻になり、地域社会に危機感が醸成されている。こういうところでは、都会人を受け入れる土壌が出来つつある。村民、役場あげて移住を促進しようとしている。

以前ほどトカイからの移住は苦労しないで済むようになった、と国土交通省はいう。本当だろうか。

二住生活の可能な地域では大いに温度差がある。

大都会に比較的近い地域ではそんな空気は具体的に感じられない。高齢化は進んではいるが人口の増減はほぼ一定。役場の職員は少しずつ積極的になりつつあるが肝心の町民、村民は依然としてヨソモノに対して非協力的である。

役人は空き家をさがして持ち主に貸すように示唆するが、村民は積極的ではない。見知らぬ都会人には貸したくないのだ。私の住む地域に限って言えば「イナカ暮らしの支援のNPO法人」なんて見当たらない。

国交省では、2地域居住者の促進のために、自ら情報を発信し、また巨大なポータルサイトを立ち上げる計画である、という。どうもわからない。今、都会人がイナカ暮らしをしたいのに、悩んでいることは、情報が不足しているということなのだろうか。

情報はネットで十分探せる。雑誌もある。自分の夢を描き、その実現にあたってはたして新たに官製のポータルサイトが必要なのだろうか。そこにいい情報が集まり、人が多く集まってくるだろうか。

そんなことより、2住生活のネックになっている交通問題の前進に注力してほしい、というのが私の願いである。

もっと交通費が安くなれば、もっとアクセスに時間が短縮されれば、多くの人がおのずと都市と田舎の両方のよさを共有するようになるにちがいない、と思うのだが。

写真 車はもう少しで自宅というところで、路肩注意のカンバン。スピードを落としそろそろと行く。

P7060117

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