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2007年6月24日 (日)

トカイナカのすすめ 第9回

トカイナカのいい点  (特に遠隔地のイナカ暮らしと比較して)承前

6 ご近所とはつかず離れずのおつきあいができる

大都会の近くのイナカに住むと、地域の人たちもある程度都会化していて、つかず離れずのおつきあいができる(厳密に言えば、できる可能性がある)。同じイナカ暮らしでも遠隔地だと村落社会にどっぷり入り込むことになる。それにはちょっとためらわれる向きにも、このつかず離れずの距離がちょうどいい。

7 頻繁な往復でイナカの野菜、果物、魚が都会人に喜ばれる

自分の生産品もある。地域の人からのもらいものもある。市場で仕入れた安くて新鮮なものもある。移動するトカイナカ人は地元の品をとおしてトカイ人と交流することができる。(高い交通費をかけているのだもの、人だけでなくモノの移動も)

イナカでは無価値なものでもトカイでは価値が出てくるもある。竹やぶの竹をたくさん切って車にぎゅうぎゅう詰めにして、都会へ持っていったこともある。保育園の七夕飾りに喜ばれた。

8 節約ライフに向いている。

遠隔地イナカ暮らしでは、国立公園をはじめ眺望絶佳な自然が近くにあったり、日本人が大好きな温泉や高価な観光施設があるところを選びがちである。

イナカには何もなくていい、田舎さえあればそれでもいい。という向きにはトカイナカがおすすめである。ブランド観光地は遠隔地でも物価は大都市並みで消費の刺激は多い。お金を使って遊ぶところの少ない純粋イナカは節約ライフに向いている。

以上、トカイナカのいい点を遠隔地イナカ暮らしと比較してみた。トカイナカ生活、いい点ばかりではない。次回は二住生活の困った点を実体験から書きます。

何事もいいことばかりではない。

写真 車はトンネルをいくつか通過しながら館山へ向かう。周囲は、わずか海から10キロもはなれていないのに傾斜がきつくほとんど自然のままである。

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