トカイナカのすすめ 第7回 なぜトカイを引き払って移住しなかったのか。
トカイナカ暮らしをするのなら、いさぎよくトカイの住居を処分すべきでは、というアドバイスを数人の方からいただいた。
本当にそうだと思う。
2軒の住まいを持ち両方をメンテナンスしなければならないのは結構たいへん。
なぜしなかったか、おそらく二人の性格のせいだろう。新しい生活を志向しながら一方で過去のしがらみを捨てようとしない、悪いクセです。
いいわけめいた理由はある。
私の退職がスパッと割り切れるようなものでなく、だらだらと離職することとなり、いまだに少々の仕事が残っていること、
カミさんの仕事のこともある。実はカミさんとは共働きで、彼女のリタイアが私との年齢差のぶんだけ遅れてやってくる。それに付き合っていた。
そうこうしているうちに、土地が決まり、家を建てたが、まったく別の問題で、トカイを完全に引き払うことができなくなった。
それは娘に子供が出来、孫の育児支援を少しすることになったのである。
もう一つの理由は、中古で購入したマンションが十分老朽化してしまい、売りに出してもわずかな金額にしかならないだろうということ、これが案外最大の理由かもしれない。
というわけで、トカイとイナカとの往復生活がつづいている。
二地域居住者のよい点、悪い点については、次回から。
これから団塊世代の大量退職でますます二地域居住が増える。
それによって地域間格差、地方の高齢化などの解消、地方の産業の活性化に役立つと国交省は期待している。
はたしてその通りになるか、いたって疑問なのである。その辺を私の体験から。
写真 ようやく千葉→館山間全通する有料道路。これで便利になるが私は乗らない。なぜ ? これも次回以後に。
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