望ましくない電柱
英国の雑誌「カントリーライフ」の最後にこんな広告がのっていた。
トマス&トマス社は、望ましくない電柱を取り除くノウハウと経験を持つています。英国内ならどこでも、電力会社と交渉して、電柱を取り除く、移動する、地下に埋没させ、望ましくない電柱を取り除いてくれる、というのだ。それもアナタが電力会社へ支払うことなしに。
そういえば、本文中には、広々した芝生の向こうに清楚なカントリーハウスが写真が並ぶが、どれにも電柱は見当たらない。英国ではイナカでも電柱は除かれるものと相場が決まっているのだ。
翻って、私の力及ばず体験。イナカに山荘を新築の折、設計家とさんざん検討したが、風景を邪魔してしまう電柱を避けることができなかった。電力会社は、電気の供給工事を山の中でも無料でしてくれる。そのために新しく電柱を立てる。ただし遠くに立てる、地下に埋設するという選択肢はとることがない。
結局、南面の一番いいところに、外から家の外観を見る折にも、家の内部から外の風景を楽しむ折りにも、無粋としかいえないコンクリートの柱がヌツと立つことになってしまった。
考えてみれば、ここは英国じゃない。トマス&トマス社もない。イナカに於いては勿論、トカイですら、一部の地域以外は、交通に邪魔な電柱が林立し、空を見上げれば電線、電話線、有線ケーブルが縦横無尽に走りまわっているのだから。
実際の写真をさがしたが、こんなのしかなかった。わざわざ電柱を真ん中にして撮った写真はない。
2月26日、鋸南町で祭りがあった。竹筒にろうそくを灯すだけの素朴な祭り。
夕暮れになると河津桜に明かりが映えて、はんなりした気分になれる。




















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